ニュージーランドビールは、なぜ美味しい?
ニュージーランドは、いまや、ビールでは、世界的にも有名な国です。どうしてここまで、ニュージーランドビールの評価が高まったのか、現地のビール事情も絡めて、お話しできればと思います。
美味しい理由 〜大自然から生まれる水と空気〜
島国のニュージーランドは、ビールの原料の約9割を占める「水」が、非常に綺麗な国です。不純物の少ない清らかな天然水が大きな要素ですが、醸造の過程でも、澄んだ空気が、酵母のスムーズな働きを助けています。
高品質なNZ産ホップ
NZ産ホップは世界的にも定評があります。特に生産のほぼすべてを占める、南島のネルソン地域周辺では、高品質ホップが栽培されています。フルーティーな味わいとクリーンな後味、華やかな香りをビールに与えるネルソンの「ホップ」は、オリジナルな美味しいビールを作り出しています。私も、NZのビールの香りと、爽やかさは格別だと思っています。
北島vs南島?
それぞれの「地元のビール」へのこだわり
何のビールを飲むのかというのは、どんなBBQセットを持っているのかと同様に、いつも、男性達の話題に上るほど、NZ人は、自分の飲むビールに関心があります。微笑ましい光景ですね。以前は、北島オークランドの人は、ライオンレッドという、今でも地元のビールにもの凄くこだわりがあり、南島のビールをほとんど飲みませんでした。また、南島の人々は、「Speight's(スペイツ)ビール」<「南島のプライド」というキャッチコピーです>にこだわり、多くの南島の人は、ライオンレッドは「邪道」と思っていた節があります。今では、世界各国のビールが入手でき、クラフトビール大盛況のため、スーパーマーケットにも、酒屋さんにも、逆に選択に困るぐらいの数のビールの種類が並べられているため、ラインレッドも、スペイツも、「誰もが飲む圧倒的シェアのビール」というよりは、「特定のファン層に愛され続ける国民的スタンダードビール」となっています。とはいえ、まだまだ、地域のビールのこだわりというのは残っており、NZの面白いところですね。
どこでも定番、「Steinlager(スタインラガー)」
ニュージーランドのビールと聞いて、世界の人からも、まず名前が挙がるのが、Steinlager」(スタインラガー)であると思います。クリーンでスッキリとした喉越しが特徴の正統派ラガー(Lager)で、現地のスーパーや飲食店では必ず置いてあります。昔、NZ政府が、海外からの輸入を制限をした時代に、NZ国内において、国際的に通用するクオリティーのビール製造を目指して開発されたビールです。飲んでも後悔しない、バランスの取れたラガーと言えると思います。
「ビール界のシリコンバレー」高品質なNZの「クラフトビール」
ホップサイエンスと、世界第2の醸造度密度
世界第2の醸造度密度を誇るNZでは、ホップの研究、いわゆるホップサイエンスに加え、起業家、開発者精神がもたらす、毎日のイノベーションが生まれており、それが、ニュージーランドが「ビール界のシリコンバレー」と言われる所以です。定番の、エールやピルスナーの他にも、IPA、APA、Hazy IPA、XPA、Milk Stout など、様々なスタイルや種類のクラフトビールがスーパーにも、たくさん置かれています。 「Garage Project」「8 Wired」「Panhead」「Emerson's」や、クライストチャーチに位置する「Cassels」「3 Boys 」などの醸造所おいて、世界に誇るクラフトビールが生まれています。種類も多いので、いろいろ試しても、長いこと楽しめますね。ちなみに、ノンアルコールビールも、多くの美味しいクラフトビールが出されています。
そこでしか飲めない! マイクロブリューワリーの楽しみ方
ニュージーランド各地には、小さな醸造所(マイクロブリューワリー)が点在しています。その地域や、醸造所でしか飲めないビールもあり、旅先でその土地ならではの味を探すのは最高の贅沢です。ワーホリ、留学中のマイクロブリューワリー巡りは、贅沢な体験だと思います。
ニュージーランドのお酒に関する法律とルール
うっかり要注意、厳しい年齢制限、ID携帯はマストです。
ニュージーランドでお酒を購入・注文する際は、25歳以下に見える場合は必ずIDの提示を求められます。留学生にとって最も確実な、身分証はパスポートです。特に見た目が若く見られがちな日本人は、たとえ年齢を満たしていてもIDがなければ、スーパーでも酒屋でも一切購入できないため、常に携帯しておくことを忘れないでください。また、パブなどお酒を提供するお店でも同様に提示が必要です。
「Liquor Ban」エリアに気をつけよう
ニュージーランドには、公園やビーチ、路上での飲酒が禁止されている「Liquor Ban」というエリアが設定されていることがあり、看板が経っています。違反すると罰金の対象になるので、気をつけましょう。
NZでビールは、どこで買える、どこで飲める?
スーパーマーケットでの買い方と「リカーショップ(酒屋さん)」の使い分け
ビールやワインは一般的なスーパーマーケットで購入できますが、それ以外の、リキュールやウィスキーなどの強いお酒は専門店である「リカーショップ (Liquor shop)」に行く必要があります。特定のビールを飲まれる場合は、スーパーでは、安売りをしているときに、まとめ買いをするとお得です。
まとめ買いがお得!ビールは通常、6本 12本 24本
ビールは通常、6本 12本 24本パックになっています。最近では少し大きめの1本なども販売されていますが、基本は、一番多い本数ほど、1本あたりの値段が下がります。
初めてのパブでも安心!NZ流ビールの注文方法とマナー
グラスのサイズ選び「パイント」や「ハンドル」など
パブで注文する際、グラスのサイズを聞かれます。一般的なのは日本のグラスより少し大きいサイズのグラス「Pint(パイント、約568ml)」ですが、持ち手付きのジョッキの「Handle(ハンドル)」もよく使われます。女性の方で、そこまで量が飲めないというのときなどや、まずは少しだけ試したい時は、「Half Pint(ハーフパイント)」や「Glass」と伝えれば、小さめのグラスに注いでくれます。


