様々な「キウイ」
歴史的には、鳥・人・フルーツの順
ニュージーランドで「キウイ(Kiwi)」と呼ばれるものは主に3つありますが、その中で最も歴史が古いのは「鳥」のキウイです。古代からNZに生息していると言われています。その後に、「ニュージーランド人」を指す愛称として定着し、最後に「果物」の名前として浸透しました。
「キウイ」の語源
鳥の語源は鳴き声から
「キウイ」という名前は、鳥のキウイ(Kiwi bird)の鳴き声からのようです。夜行性の鳥のため、夜の森で「キーウィー」と鳴く声を聞いた、マオリの人々が、そのまま鳴き声を、名前として呼ぶようになったようです。
ニュージーランド人を指す「Kiwi(キウイ)」という愛称の由来
軍隊のバッジから
ニュージーランド人が自分たちを「キウイ」と呼び始めたきっかけは、第一次世界大戦時に遡るようです。英国の連邦国として欧州に進軍したNZの軍人たちは、軍服には鳥のキウイが描かれたバッジを付けていたことから、他国の兵士たから「キウイ」と呼ばれ始めたようです。現在では、NZの人たちは、自分たちのプライドと、愛着を持って、自分たちを「Kiwi」と呼びます。
「Kiwi」「New Zealander」
「Kiwi」と「New Zealander」はNZ人を指す上では同じなのですが、「Kiwi」のほうは愛称なので、フォーマルの場面では、New Zealander」のほうが適しているかもしれません。Kiwiは3つのことを指すので、私も会話では、わかりやすく、人「Kiwi」、鳥「Kiwi bird」、果物「Kiwifruit」と会話上では、分けて単語を使うようにしており、そのほうが、聞き手も一言でわかりやすいと感じています。
ニュージーランド発祥ではない? キウイフルーツ
もともとは、中国産の果物
もともとの、キウイフルーツの原産国はニュージーランドではなく中国であり、1900年代頭に、中国からこの国へ種が持ち込まれ、NZではその後、この果物は「チャイニーズ・グーズベリー」という名前で呼ばれていましたが、ニュージーランドの気候が栽培に適していたようで、そこから世界に広まったようです。
アメリカ進出のために考案された「キウイ」ブランド
従来の名前では、冷戦下のアメリカ市場を狙うのが難しかったと考え、この果物の表面を覆う茶色のうぶ毛が、国鳥のキウイの羽根に似ていたことから、1959年に、この鳥をモチーフにした「キウイフルーツ」という名前に改名がされ、その後、このマーケティング施策がヒットし、キウイフルーツはNZの果物というイメージが定着したようですね。


